タレント目指して芸能事務所に所属したい10代女性と反対する母親との事例

占いカウンセラーさとうです。

今回はタイトルどおりタレントになりたい10代女性から、反対する母親についての対応について依頼をいただきました。

10代女性だとどうしてもご両親の影響が強くなりますから、反対されると不安になるのは当然ですね。

それでも簡単に夢を諦めることなく、母親に反発してまで夢を追いかけたいという強い意志を感じます。

簡単な依頼者のプロフィールから。(本記事の内容は全て掲載許可をいただいて掲載しています)

  • 18歳女性
  • 四柱推命の十干は(壬)
  • 経験上女性の壬は鑑定結果に心当たりがないケースが多い

つづいて依頼者の悩みについてです。

依頼者本人のが考える悩み

相談時点での依頼者のが自覚している悩みは以下のとおりです。

  • 今現在タレントになるために頑張っている
  • 芸能事務所から声をかけられている
  • 母親が反対するのが今までの傾向から目に見えているので押し通すべきかどうか

ここで注目すべき点は、いずれの悩みも未来の悩みであり、実際に問題が起きたわけではない。

ということです。

  • まだ芸能事務所に入ったわけではない。
  • まだタレントになったわけではない。
  • まだ母親に反対されたわけではない。

まだ、何も起きてはいないのです。

全て想像の段階であり「問題」というよりは「不安」ということですね。

もしかしたら「こんなことが起きるかもしれない」ということです。

そして鑑定してみるとそれぞれの不安に対する結果はこのようになりました。

占いが示す運命とは?

まずは依頼者本人を僕自身が深く知る必要があるため、性格鑑定を行いました。

性格鑑定の結果はこのようになりました。(一部のみ掲載)

  • 素直で明るくこだわりのない性格。集団が苦手で単独行動を好む。→○
  • 第一印象は冷たく受け止められがちなのでなかなか仲良くなれない。→○
  • 異性に対して淡白である。→×
  • 誰かに甘えることはなくわが道を行く→△
  • 自分から積極的に助けることはないが、頼まれれば断れない。→○
  • 変化するのが好きで気分屋だと思われている。→○

鑑定する際に僕が注意しているのは当たった(自覚がある)部分よりも、当たってない部分。

経験上、何かしらのストレスを抱えているか、周囲からのプレッシャーにより本来の性質が抑圧されている可能性が高いからです。

そして運命どおりの人生を歩む=正しいではないとも感じています。

要は本人が楽しく幸せな人生を歩めているのが一番です。

そして次に職業選択に重要な影響を及ぼす部分の性格鑑定をしてみました。

  • 自分の意志がはっきりしているので、意見を汲み取ってくれる人と組むと良い。
  • 逆に「黙って言う事聞け」というタイプと働くとストレスでうまくいかない。

すると依頼者から

確かに意見を聞いてもらえないとすごくイライラします。母がそれです。

というように、具体的な問題が一つだけ出てきました。

このように依頼者本人の性格鑑定を行い、少しでも知ることができたら次はカウンセリングを併用して、依頼者の悩みを明確にしていきます。

簡単なカウンセリングで診断する、依頼者の本当の悩み

カウンセリング前の依頼者の悩みは前述したとおり、このような感じです。

  • 今現在タレントになるために頑張っている
  • 芸能事務所から声をかけられている
  • 母親が反対するのが今までの傾向から目に見えているので押し通すべきかどうか

簡単なカウンセリング後には、このように悩みや手に入れたい未来が明確に具体的になりました。

  • 母親と意見がぶつかったとき、解決してほしいと思う。
  • お互い納得するように解決できればいいと思う。
  • 解決したらタレント活動に向かって行動していけると思う。
  • タレント活動が報われたらいいと思う。
  • タレント活動がうまくいくといいと思う。
  • タレント活動が自分の思い通りにいくといいと思う。
  • タレント活動の目標が達成できたらいいと思う。
  • タレント活動を通じてたくさんの人に笑顔を届けられたらいいと思う。
  • 笑顔を届けられたら応援してくれた人も自分も幸せになれる。
  • 幸せとは満たされるような感覚であり、心がポカポカするような感覚である。
  • 心が満たされるともっと多くの人をそうしたいと思うようになる。
  • 世界中の人がみんな幸せになればいい。
  • そうしたらもっと素敵な世の中になる。
  • 素敵な世の中とは争いがなかったり、生活する上で大変なことがある中でもみんな一致団結してこの世界を作っていくこと。
  • 争いとは例えば今起きている戦争のようなこと
  • 生活する上で大変なこととは、お仕事だったり、学業や家庭を支えること、生きること。
  • そういった世界が作れたら、この世界は何不自由なく完成されたものになる。
  • みんなが幸せになれたらいい、争いがなくて幸せになれたらいい。

恐らく、単に占うだけでは依頼者の本当の心の中をここまで引き出すことはできないでしょう。

ここに挙げている内容は僕が何も話していないのに依頼者が勝手にベラベラと喋りだしたのではなく、しっかりとカウンセリングを重ねて引き出した心の声の一部です。

本当に占いで鑑定した未来に辿り着くためには、このような心の声を聞く必要があります。

母親との関係はどうなっているのか?

依頼者の心の声の一部をカウンセリングで引き出したあとは、問題の解決策を探ります。

依頼者が考える問題は「タレント活動をする際に母親の理解が得られないこと」ですから、次に母親との関係性や相性を占いで鑑定します。

  • 自分の意志を貫きたい依頼者
  • おせっかいで世話焼きな母親
  • 性格鑑定では相性は良くない組み合わせであることが判明

例え親子であっても合う組み合わせと合わない組み合わせはあります。

全ての人間関係は良い悪いではなく、単に合う合わないに過ぎませんから、合わないものは仕方ありません。

ちょうどこの日、依頼者が芸能事務所に入りたいことを告げるとこのようなことを言われたそうです。

  • 芸能事務所に所属することは猛反対
  • 本当に安全な事務所なのか?
  • それが依頼者(娘)にとって悪影響になったらどうするのか?
  • あなたのために言ってるの!とものすごく言われた

ということでした。

僕は依頼者から話を聞いてるだけで母親とは話をしていませんから、そういった意味での母親の本当の心境はわかりません。

しかし、おそらく母親は嫌がらせではなく本心で言っているのです。

元々がおせっかいで世話焼きなタイプですし、ましてやかわいい娘のためともなれば、それは黙っていられないのは親であれば共感する部分もあると思います。

しかし、仮にこの母親が娘の芸能事務所に入りたいという希望を聞いて、猛烈なストレス状態にあったとするなら、まるでジャイアンのように強烈な自己中心的考えを押し付けるために「あなたのために言ってるのに!」という言葉を使って支配しようとしている可能性もあります。

あくまでも依頼者の考えではありますが、その辺は心当たりがあるようで

依頼者

母は今余裕がないので私の意見を無視して「あなたが心配だから」と意見を押し通してきます。

とも言っていました。

これは母親が娘(依頼者)に対して言うことを聞かせるための必勝パターンであることは推測がつきますし、実際に依頼者も

依頼者

今までもこうでした。だから本当にやりたいことが出来ずに押し殺して隠れてやっている感じでした。私の意見を通そうとすると、絶対に引き受けられない条件を出したり、怒鳴ったり、無理にでも自分(母親)の意見を通すので…

とのことです。

それでも依頼者はこんなことも言ってました。

依頼者

でも抵抗してでも叶えたかったので、今回は自分の意見をはっきり伝えました。私も母の意見をのめるところはのもうと思ってますし、とりあえず諦めずにぶつかっていくつもりです!

最後に依頼者に母親との関係性についてアドバイスをして、今回の依頼は終了しました。

今回の依頼から僕が感じたこと。

やはり心の奥底の悩みを引き出すことができなければ、いくら占いでその人の運命がみえたとしても、結局そこへ辿り着くことはできないのでしょう。

占い鑑定ではその人の運命をみます。

しかし、運命とはボーっとしていても自動的にそこに辿り着いてしまう、辿り着かざるを得ないようにセッティングされているものではありません。

自らの努力、行動、心構えで運命に辿り着くようにするものなのです。

今回の依頼者の場合は母親との関係性が最初の問題となります。

  • 母親の反対を押し切らなければ芸能事務所に入れない。
  • 芸能事務所に入れなければタレントにもなれない。
  • タレントにもなれなければ、みんなを笑顔にすることもできない。
  • みんなを笑顔にできなければ、自分が幸せになることもできない。
  • 自分が幸せになることができなければ、心が満たされ、心がポカポカすることもない。
  • 心が満たされポカポカすることがなければ、もっと多くの人にそうなってほしいとは思わない。

そして、母親の反対を押し切らなければ未来の全てが絶たれてしまうのです。

これは果たして事実でしょうか?ほんとうにそうなのでしょうか?

答えはYesです。

これは依頼者にとっての事実です。

例えば「親の言う事などどうでもいい」と考える人間にとっては「親がなんと言おうと芸能事務所に入ればいいのに」となりますが、依頼者にとっては大きな問題であり、未来を決める問題なのです。

他の全てのことに言えることですが「○○しなければ△△できない」というのは思い込みなのです。

そこに気付くことから、全ては始まるのでしょう。

依頼者の幸せをお祈りします。

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